やりがい

Q、所属部署の業務内容をおしえてください。
A、製造部の生産技術課という部署に所属しています。新製品が立ち上がった際に技術から教育を受けて、それを製造に落とし込む作業を行っている部署です。
 製品を製造しやすい治具を作成したり改善を行ったり、製造がスムーズに動ける状態を作るように動いています。また、技術部に改善をしてもらい、「製造しやすい」「不具合がない」ように生産するための検討や、作業手順書など作成を行い、製造に移管する業務を行っています。

Q、今はどのような仕事をされていますか?
A、眼表面観察装置TG-1000がようやく量産の状態になってきたので、まずは自分で作りこみをしつつ、製造課やパートの方に手順を教えられるようにしています。その過程で自分でもその製品を組み立てられるようになります。具体的には技術と製造手順について検討しながら作業手順書を整備したり、必要な治具を検討したりしています。

Q、仕事でやりがいを感じる瞬間はいつですか?
A、製品が最初に技術から移管された時は、どう頑張っても製造では作れない部分があり、そういった部分を製造できるように改善してからラインに引き渡し、自分も量産の出荷時に立ち会えて、それがうまく回ったときに一番やりがいを感じます。それまで紆余曲折あるので、ようやく形になって製品としてでるんだな、と感慨深い瞬間です。
 製品にもよりますが、ちゃんと軌道にのるには半年くらいかかります。発売製品が重なる時は本当に大変です。

自由な発想

Q、仕事で大変だと感じることはありますか?
A、最近の製品は構造がどんどん難しくなっていて、見てすぐに中身を理解できるレベルまで自分が達していないのが現状です。技術部はその製品を作ったのでわかるかもしれませんが、自分たちにとってはやはり「未知の世界を覚える」ことになり、覚えることがありすぎて大変です。
 また、とりあえず作ってみて、「動きました」「動きませんでした」と技術に報告し、改善をお願いするというのが今までのスタイルだったのですが、それを改めていきたいと思っていて、それができるようになるために勉強が必要だと感じているし、技術との交流を増やしていこうとしています。

Q、製造部の雰囲気は?
A、製造部には若い人が多く明るいですし、自由にいろんな仕事をやらせてもらえる雰囲気があります。自分たちが考えたことや改善提案、より製造しやすくするためにどうしたらいいかなど、意見を言いながら仕事ができます。
 また、正社員だけでなくパートさんや内職さんもいらっしゃいます。その中には私と同じ年代のお子さんがいらっしゃる方もいます。そういった方たちとも仲良く話をします。
 作業手順書などの書類作成時は自席で作業をしますが、それ以外の不具合改善や工程改善の際には現場で相談しつつ作業をします。元々作ることが好きだったこともあり、自分の手で製品になる工程や、改善個所のイメージがわきやすい現場の雰囲気も好きです。

Q、会社のどんなところが好きですか?
A、仕事に対して自由な発想で取り組めるところです。もちろん意見やアドバイスはもらいますが、マニュアル通りではなくて、テーマに対して自分のやり方で進められる部分がある。そういった部分は仕事がやりやすくて好きです
 あとは部内のメンバーとも仲がよいですし、生産技術課に配属されてからは技術部の方と話す機会も増えました。そういったところも好きなところです。

これからの挑戦

Q、入社してみての感想を聞かせて下さい。
A、技術部配属希望でしたが、生産技術課ができるということでその前段階として最初は製造課に配属されました。初めて製造棟(現在は移動している)に行った時は「こんなところで製造されているんだ…」と思いました。製造=ライン作業みたいなイメージがあったので、手できれいにして接着して組み立てて、「手作業」という感じ (笑)。今でも基本的な製造方法は変わりません。精密機器ですし、どうしても手で作る方が作りやすい部分がることと時間が掛かりません。人間ってすごくて、これは難しい!という複雑なものでも、組めるようになります(笑)

Q、仕事以外の時間は何をしていますか?
A、最近は何もしていないです…。元々吹奏楽をやっていたので、入社して2、3年くらいは一般のバンドで活動していましたが、ある機種の立ち上げで忙しくなり行かなくなってしまいました…。家ではインターネットをしていることが多いかな。金曜日に飲みに行くこともたまにあります。

Q、会社でこれから何に挑戦したいですか?
A、もう少し技術の知識を持って仕事ができれば、わからないところは技術にまかせっぱなしという状況を改善できるし、それをわかった上で製品を作ることができれば更に高品質な製品を提供できると思います。そのために もっと勉強して知識を増やすこと、原理までわかる必要はないかもしれませんが、自分たちで作りこみができ、設計変更までやれるレベルを目指したいと考えています。具体的に何をするかはまだこれからですが(笑)